写真がなくてもホームページは作れる?
写真がそろうのを待っているうちに、ホームページづくりが後回しになっていませんか。写真がなくても伝わるページの作り方と、あとから写真を足すときのコツをまとめました。
「ホームページを作りたいけれど、きれいな写真が1枚もない」。小さなお店や開業したばかりの方から、よく聞くお悩みです。プロに撮影を頼むのは先にしたい、でも自分で撮った写真では見栄えが心配。そう考えて、ホームページづくりそのものを止めてしまう方も少なくありません。
結論から言うと、写真がなくてもホームページは作れます。この記事では、写真の代わりに何を使えばよいか、写真がないときに特に大切になる「文字の書き方」、そしてあとから写真を足すときのスマホでの撮り方の基本を紹介します。
写真がなくてもホームページは作れる
ホームページを見に来る人が知りたいのは、まず「何のお店か」「いつ開いているか」「どこにあるか」「いくらくらいか」「どう連絡すればいいか」です。これらはすべて文字で伝えられる情報です。写真は雰囲気を伝えるのに役立ちますが、写真がないからといって、ホームページの役目が果たせないわけではありません。
むしろ、写真がそろうまで公開を待つより、必要な情報を先に載せて公開するほうが、お客さまにとっては助かります。営業時間や場所を調べたい人に、何も情報がない状態がいちばん困るからです。載せるべき情報については、小さなお店のホームページに載せるべき10項目でまとめています。
写真の代わりに使えるもの
写真がないときは、次のようなもので見た目を整え、内容を伝えます。それぞれ得意なことが違うので、目的に合わせて組み合わせましょう。
| 使うもの | 向いている場面 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| イラスト | お店の雰囲気、サービスのイメージ、ページの入口 | タッチ(線の太さや色合い)をそろえる |
| 図・アイコン | サービスの流れ、料金の仕組み、特徴の一覧 | 説明の文字も必ず添える |
| 色と余白 | ページ全体の印象づくり | 色を使いすぎず、2〜3色にしぼる |
| 文字(見出し・文章) | こだわり、人柄、具体的な内容 | 短い文で、具体的に書く |
イラストで雰囲気を伝える
イラストは、写真よりもやわらかい印象を出しやすいのが特長です。たとえば、カフェならカップとお菓子、教室なら机と本、整体院なら人の体のシルエットなど、業種がひと目で分かるモチーフを選ぶと効果的です。ページごとにばらばらのイラストを使うと、まとまりがなく見えてしまうので、同じタッチでそろえることを意識しましょう。
図とアイコンで分かりやすくする
「ご予約 → ご来店 → カウンセリング → 施術」のような流れや、コースごとの違いは、図にすると一気に分かりやすくなります。アイコン(小さな絵記号)を見出しの横に置くだけでも、ページにリズムが出ます。ただし、図やアイコンだけでは伝わらないこともあるため、短い説明文を必ず添えてください。
色と余白で「ちゃんとしている」印象に
写真がないページが寂しく見える原因の多くは、文字がぎっしり詰まっていることです。見出しのまわりや段落の間に余白をとり、お店のイメージに合う色を少しだけ使うと、写真がなくても整った印象になります。
写真がないときほど「文字」が大事
写真がない分、文章で具体的に伝えることが大切です。「こだわりの空間」「丁寧な施術」のような言葉は、どのお店でも使えるため、読む人の印象に残りません。次のように、見たまま・やっていることをそのまま書くと伝わります。
- 「落ち着いた店内」より「席は8席。窓ぎわのカウンターからは公園の木が見えます」
- 「丁寧なカウンセリング」より「施術の前に15分ほど、お悩みやご希望をうかがいます」
- 「アットホームな教室」より「1クラス4人までの少人数で、先生が一人ずつ見て回ります」
数字や固有の情報(席の数、時間、人数、使っている道具など)が入ると、写真がなくても情景が浮かびやすくなります。
ポイント
写真の代わりに、お客さまからよく言われることを書いてみましょう。「駅から近くて雨の日も助かる」「子ども連れでも気をつかわなくていい」など、実際の声に近い言葉は、それだけで信頼につながります。
あとから写真を足すときのコツ
ホームページは、公開したあとでも写真を差し替えたり追加したりできます。最初から写真を入れる場所を決めておくと、あとで足すのが楽になります。たとえば「トップの大きな画像」「メニューの各品目」「お店の外観」など、イラストを置いている場所を、そのまま写真に入れ替えられるようにしておくのがおすすめです。
優先して撮りたい写真
全部を一度にそろえる必要はありません。お客さまの役に立つものから順に撮っていきましょう。
- お店の外観(入口や看板が分かるもの)。初めての人が「ここで合っている」と安心できます。
- 主な商品・サービス。いちばん人気のメニューや、代表的な施術・作品など。
- 店内の様子。席の雰囲気や広さが分かるもの。
- 人の写真。顔に抵抗があれば、手元や後ろ姿でもかまいません。
スマホで撮るときの基本
最近のスマホは性能が高いので、いくつかの基本を押さえるだけで、ホームページに十分使える写真が撮れます。
- 撮る前にレンズを布でふく(指の脂でぼやけるのを防ぎます)
- 窓ぎわなど、自然光が入る明るい場所で撮る
- フラッシュは使わず、明るさは画面をタップして調整する
- 背景に余計なもの(段ボール、コード、私物)が入らないよう片づける
- スマホを水平に構え、傾きに気をつける
- 横向きと縦向きの両方で撮っておく
- 同じものを角度や距離を変えて何枚も撮り、あとから選ぶ
- お客さまやスタッフが写る場合は、事前に掲載の了解をとる
ズーム機能で大きく写すより、自分が近づいて撮ったほうが画質がきれいになりやすいです。また、加工アプリで色を大きく変えると、実物との違いが出てしまうことがあります。明るさを少し整える程度にとどめましょう。
インターネット上の画像を無断で使うと、著作権の問題になることがあります。自分で撮った写真か、利用条件を確認した素材を使いましょう。
よくある質問
フリー素材の写真を使ってもいいですか?
利用条件を守れば使えます。ただし、実際のお店や商品と違う写真を、お店の写真のように見せるのは避けましょう。お客さまが来店したときに「写真と違う」と感じる原因になります。素材は、雰囲気を伝える背景やイメージとして使うのが安心です。
イラストだと安っぽく見えませんか?
タッチや色をそろえ、余白をしっかりとれば、落ち着いた印象に仕上げられます。業種やお店の雰囲気に合うイラストを選ぶことが大切です。
プロに撮影を頼むのは、どのタイミングがいいですか?
ホームページを公開して、どんなページがよく見られているか、どんな写真が足りないかが分かってからでも遅くありません。撮りたいものの一覧を作ってから頼むと、撮影もスムーズに進みます。
まとめ
写真がないことは、ホームページを作らない理由にはなりません。イラストや図、色と余白で見た目を整え、具体的な文章で中身を伝えれば、お客さまが必要とする情報はしっかり届けられます。写真は、公開したあとに少しずつ足していけば大丈夫です。
Avrencalでは、写真がそろっていない場合にイラストでページを仕上げることもできます。どんな見た目になるかは、制作サンプルも参考にしてみてください。