小さなお店のホームページに載せるべき10項目

ホームページを見に来る人の多くは、「行ってみたい」「頼んでみたい」と思っている人です。その人が知りたいことに先回りして答える10項目を、優先順にまとめました。

ホームページを作ろうと思ったとき、最初に迷うのが「何を載せればいいのか」です。ページを増やすほど良いわけではありません。大切なのは、お客さまが知りたいことが、すぐに見つかることです。

この記事では、業種を問わず載せておきたい10項目を、お客さまが知りたい順に紹介します。最後にチェックリストも付けているので、今のホームページの見直しにも使ってください。

まず押さえたい「基本の4項目」

お店や事業を探している人が、最初に確かめるのがこの4つです。どれか1つでも見つからないと、そのまま別のお店に移ってしまうことがあります。

1. 何のお店・事業なのか(ひとことで)

ページを開いた瞬間に「何をしているところか」が分かるようにします。屋号だけでは伝わらないことも多いので、「みどり駅前の自家焙煎カフェ」「個人事業主の確定申告を専門にする税理士事務所」のように、場所や得意なことを含めたひとことを、いちばん上に置きましょう。

2. 営業日・営業時間・定休日

来店型のお店で、いちばん見られる情報です。祝日の扱いや、昼休みの有無、ラストオーダーなども書いておくと親切です。臨時休業や年末年始の予定は、お知らせ欄やトップページで目立つように知らせます。

ポイント

営業時間は、画像ではなく文字で載せましょう。文字なら検索にも拾われやすく、スマホで拡大しても読みやすくなります。

3. 場所・アクセス

住所に加えて、地図(Googleマップの埋め込みなど)、最寄り駅からの道順、駐車場の有無を載せます。「駅の北口を出て、郵便局の角を右へ」のような道案内があると、初めての人も安心です。訪問型の仕事なら「対応エリア」を書きます。

4. 連絡先と問い合わせ方法

電話番号、メールアドレス、問い合わせフォーム、予約ページなど、連絡の手段を分かりやすく並べます。スマホで見る人のために、電話番号はタップすると電話がかかるようにしておきましょう。返信の目安(「2営業日以内にお返事します」など)があると、問い合わせのハードルが下がります。

選んでもらうための「中身の4項目」

基本の情報で「行ける・頼める」と分かったら、次は「ここにしよう」と決めてもらうための情報です。

5. メニュー・サービス内容

何を提供しているかを、具体的に書きます。カフェならメニュー、美容室ならカットやカラーの種類、士業なら対応している業務の範囲です。専門用語はできるだけ避け、初めての人にも伝わる言葉を選びます。

6. 料金(目安でもよい)

料金が分からないと、問い合わせる前にあきらめてしまう人は少なくありません。内容によって変わる場合でも、「〇〇円〜」「一般的なケースで〇〇円前後」のような目安を載せるだけで、ぐっと相談しやすくなります。税込か税抜かも明記しましょう。

7. 写真・事例

お店の外観と内観、商品、施術や制作の事例など、雰囲気が伝わる写真を載せます。外観の写真は「お店の前まで来たけれど、ここで合っているか分からない」という不安を減らしてくれます。写真がまだない場合は、イラストで代わりにすることもできます。

8. どんな人がやっているか

代表者やスタッフの紹介、お店を始めたきっかけ、大切にしていることなどです。小さなお店ほど「人」で選ばれます。顔写真に抵抗がある場合は、手元や後ろ姿の写真、文章だけでもかまいません。

安心してもらうための「信頼の2項目」

9. よくある質問

電話やメールでよく聞かれることを、質問と答えの形でまとめます。「予約は必要ですか」「子ども連れでも大丈夫ですか」「支払い方法は」など、聞きにくい小さな疑問に答えておくと、問い合わせの手間がお互いに減ります。

10. 事業者の情報と、必要な表記

屋号・代表者名・所在地・連絡先などの事業者情報を載せます。フォームで個人情報を受け取る場合はプライバシーポリシー、ネットで商品やサービスを販売する場合は特定商取引法に基づく表記も必要です。ページの下(フッター)にリンクを置くのが一般的です。

特定商取引法の表記が必要になるかどうかは、販売の方法によって変わります。詳しくは消費者庁の案内をご確認ください。

載せる順番とページの分け方

10項目すべてを1ページに並べても、ページを分けてもかまいません。小さなお店なら、次のような分け方が分かりやすいでしょう。

ページ主に載せる項目
トップ1. ひとこと紹介、2. 営業時間、お知らせ、各ページへの入口
メニュー・サービス5. 内容、6. 料金、7. 写真・事例
お店について8. どんな人がやっているか、こだわり
アクセス・お問い合わせ3. 場所、4. 連絡先、9. よくある質問
フッター(全ページ共通)2. 営業時間、4. 連絡先、10. 事業者情報・各種表記

情報が少ないうちは、1枚のページにまとめるのもおすすめです。上から「ひとこと紹介 → メニュー → 料金 → お店について → よくある質問 → アクセス・連絡先」の順に並べると、自然に読み進めてもらえます。

今のホームページを見直すチェックリスト

  • ページを開いてすぐに、何のお店か分かる
  • 営業時間と定休日が、文字で載っている
  • 住所・地図・道順(または対応エリア)がある
  • スマホで電話番号をタップすると電話がかかる
  • メニューやサービスの内容が具体的に書いてある
  • 料金、または料金の目安が載っている
  • お店や事例の写真がある
  • どんな人がやっているかが分かる
  • よくある質問に答えている
  • 事業者情報とプライバシーポリシーへのリンクがある

当てはまらない項目があれば、そこから足していきましょう。全部をいっぺんに整える必要はありません。お客さまからよく聞かれることから順に載せていくのが、いちばん効果的です。

業種ごとに載せたい項目は少しずつ違います。業種別のホームページ制作のページでは、業種ごとのポイントを紹介しています。