無料のホームページ作成サービスと制作依頼、どちらを選ぶ?

無料のサービスで自分で作るか、プロに頼むか。どちらにも良さがあります。比べるポイントと、向いている人の特徴を整理しました。

今は、無料や手頃な料金で使えるホームページ作成サービスがたくさんあります。テンプレート(見本のデザイン)を選んで文字や写真を入れるだけで、それらしいページが作れます。「わざわざ制作を頼まなくても、自分で作ればいいのでは」と考えるのは自然なことです。

この記事では、作成サービスで自分で作る場合と、制作を依頼する場合の違いを、いくつかの観点で比べます。どちらが正解かではなく、自分の状況に合うのはどちらかを判断する材料にしてください。

まずは違いを一覧で比べる

観点作成サービスで自分で作る制作を依頼する
はじめの費用無料〜少額で始められることが多い制作費がかかる
かかる時間作り方を覚え、文章や写真を整える時間が自分に必要打ち合わせや素材の準備は必要だが、作業は任せられる
デザインテンプレートの範囲で調整する目的やお店の雰囲気に合わせて組み立てられる
独自ドメイン無料の範囲では使えない、または広告が出る場合がある取得や設定を手伝ってもらえることが多い
続けてかかる費用有料プランにすると月額や年額がかかるドメイン・サーバー代、保守を頼むならその費用
相談相手基本は自分で調べて解決する困ったときに相談できる

サービスごとに、無料でできる範囲や料金の仕組みは違い、内容も変わることがあります。使う前に、それぞれの公式の案内で確かめてください。

作成サービスで自分で作るのが向いている人

次のような方は、まず自分で作ってみるのも良い選択です。

  • パソコンやスマホでの作業が苦にならず、新しいツールを覚えるのが好き
  • 始めたばかりで、載せる内容や方向性をこれから試していきたい
  • とにかく早く、費用をかけずに「とりあえずのページ」がほしい
  • 文章を書くのや写真を撮るのが得意

また、作成サービスの多くは、文字の色や写真の配置を画面上で直接動かして調整できます。思いついたときにすぐ直せるのは、自分で作る大きな魅力です。一方で、自由に動かせる分、ページごとに文字の大きさや色がばらばらになりやすいので、使う色や文字の大きさを最初に決めておくと、まとまりのある見た目になります。

自分で作ってみると、「何を載せたいか」「何がむずかしいか」がはっきりします。その経験は、のちに制作を頼むときにも役立ちます。

自分で作るときに気をつけたいこと

手軽な反面、気をつけたい点もあります。

  • スマホでの見え方:パソコンで整えても、スマホでは文字が小さかったり、改行が崩れたりすることがあります。必ず実際のスマホで確かめましょう。
  • アドレス(URL):無料の範囲では、サービス名が入ったアドレスになることがあります。名刺やチラシに載せる前に、あとから変える可能性を考えておきましょう。
  • 引っ越しのしやすさ:サービスによっては、作ったページを別の場所へ移すのがむずかしい場合があります。

制作を依頼するのが向いている人

一方で、次のような方は依頼したほうが結果的に早く、満足のいくものになりやすいでしょう。

  • 本業が忙しく、ホームページ作りに時間をかけられない
  • 料金や流れなど、説明することが多い仕事をしている
  • 初めての人に信頼してもらえる見た目にしたい
  • 問い合わせフォームや、独自ドメインのメールアドレスも整えたい
  • 公開後の更新や、困ったときの相談先がほしい

ポイント

自分で作る場合も、かかる時間は「無料」ではありません。作り方を調べ、何度も直す時間を、本業やお客さま対応に使ったらどうなるか。時間も費用のひとつとして考えると、判断しやすくなります。

あとから切り替えるときの注意点

「まずは自分で作って、軌道に乗ったら依頼する」という進め方もよくあります。そのときに困らないよう、次の点を意識しておきましょう。

  1. アドレスを早めに決める:独自ドメインを使っておくと、作り直してもアドレスが変わらず、名刺やチラシを刷り直さずに済みます。
  2. 文章と写真の元データを手元に残す:作成サービスの中にしかないと、移すときに集め直す手間がかかります。
  3. アカウントの情報を整理しておく:作成サービスやドメインのログイン情報を、お店として管理しておきます。

ドメインについては独自ドメインとは?取得の流れと選び方で、もう少し詳しく説明しています。

依頼する場合の費用の考え方

制作を頼む場合、費用はページ数や機能、素材を誰が用意するかなどで変わります。「何にお金がかかるのか」を知っておくと、見積もりを見たときに納得しやすくなります。くわしくはホームページ制作の費用は何で決まる?をご覧ください。

また、依頼先によってできあがりの雰囲気は違います。気になる依頼先があれば、これまでの制作例を見て、自分のお店に合いそうか確かめておきましょう。

迷ったときの判断の目安

どちらにするか決めきれないときは、次の3つの質問を自分に投げかけてみてください。

ホームページ作りに使える時間はどれくらいありますか

作成サービスで作る場合、作り方を覚える時間、文章を考える時間、写真を選んで整える時間、スマホで確かめて直す時間が必要です。週に数時間でも続けて確保できるなら、自分で作るのは十分に現実的です。開店準備などで手が回らないなら、任せられる部分は任せたほうが、結果的に早く公開できることがあります。

ホームページに、どんな役目を持たせたいですか

「お店の基本情報が分かればよい」なら、テンプレートでも十分なことが多いでしょう。「料金や流れをしっかり説明して、問い合わせにつなげたい」「信頼してもらえる見た目にしたい」など、役目がはっきりしているほど、目的に合わせて組み立てる意味が大きくなります。

公開したあと、誰が更新しますか

自分で気軽に更新したいなら、操作に慣れた作成サービスは心強い味方です。更新の時間がとれない、または操作に自信がないなら、更新を頼める相手がいるかどうかも選ぶ基準になります。

作成サービスで作ったページを、あとから依頼先に直してもらえますか?

依頼先によりますが、作成サービスの中での修正は、そのサービスの仕組みに合わせる必要があります。デザインや構成を大きく変えたい場合は、作り直しになることもあるので、まずは相談してみましょう。

最初から制作を頼むのは、もったいないですか?

載せる内容がある程度決まっているなら、最初から頼むのも良い選択です。作り直しの手間がかからず、はじめから独自ドメインで公開できます。

まとめ

作成サービスは、費用をおさえて自分のペースで始めたい人に向いています。制作の依頼は、時間を本業に使いたい人や、説明や信頼づくりが大切な仕事に向いています。どちらを選んでも、独自ドメインと元データを自分で持っておくと、あとから方針を変えやすくなります。

Avrencalでは、作成サービスで作ったホームページの作り直しのご相談もお受けしています。制作の雰囲気は制作サンプルでご覧いただけます。