年末年始・長期休業の告知の出し方

年末年始やお盆の休みは、お客さまにとっても予定を立てたい時期です。いつ、どこに、何を書けばよいか。休み明けに困らない段取りまで、例文つきでまとめました。

年末年始やお盆、夏季休業などの長いお休みは、ふだんの臨時休業よりも多くのお客さまに関わります。「年内に行っておきたい」「休み明けすぐに予約したい」と考える人にとって、休業の日程はとても大事な情報です。告知が遅れたり、場所によって書いてあることが違ったりすると、せっかく来てくれたお客さまに迷惑をかけてしまいます。

この記事では、長期休業の告知を出す時期、載せる場所、書く内容、休業中の予約や問い合わせの扱い、そして休み明けの「戻し忘れ」を防ぐ方法を紹介します。そのまま使える例文も載せています。例文の日付やお店は架空のものです。

告知はいつから出すか

決まった期限はありませんが、お客さまが予定を立てられるよう、休みの日程が決まったらできるだけ早く出すのが基本です。目安としては、次のように考えるとよいでしょう。

お店の種類告知の目安理由
予約制のお店(美容室、整体、教室、医院など)早め(1か月以上前)休み前後の予約が埋まりやすく、予定を立てたい人が多い
来店型のお店(カフェ、小売店など)2〜3週間前年内の最終営業日を知りたい人がいる
受注・配送のある仕事(ネットショップ、制作業など)早め(1か月以上前)発送や納品の締め切りに関わる

日程がまだ確定していない場合でも、「年末年始は12月29日ごろから休業の予定です。日程が決まりしだいお知らせします」のように、予定だけ先に出しておく方法もあります。確定したら、同じお知らせを書き直すか、新しいお知らせを出しましょう。

書く内容と例文

必ず書くこと

  • 休業する期間(始まりと終わりの日付・曜日)
  • 休業前の最終営業日と、その日の営業時間(ふだんと違う場合)
  • 休み明けの営業開始日
  • 休業中の予約・問い合わせ・発送の扱い

「12月29日から1月4日まで休業」とだけ書くと、1月4日が休みに入るのかどうか迷う人がいます。「〜まで休業し、〇日から営業します」と、再開の日も書くと誤解がなくなります。年をまたぐ場合は、年も入れておきましょう。

例文:年末年始(来店型のお店)

タイトル例:「年末年始の営業のお知らせ」

本文例:「年末年始は、2026年12月29日(火)から2027年1月4日(月)までお休みをいただきます。年内は12月28日(月)まで、通常どおり営業いたします。新年は1月5日(火)から営業いたします。本年も大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。」

例文:年末年始(予約制のお店)

本文例:「年末年始の休業日は、12月29日(火)〜1月4日(月)です。年内の最終受付は12月28日(月)17:00です。年末はご予約が混み合いますので、お早めにご予約ください。休業中もWeb予約は受け付けていますが、確認のご連絡は1月5日(火)以降、順にいたします。」

例文:お盆・夏季休業(ネットショップ)

タイトル例:「夏季休業と発送のお知らせ」

本文例:「2027年8月13日(金)から8月16日(月)まで、夏季休業とさせていただきます。休業中もご注文は受け付けていますが、発送とお問い合わせへのお返事は8月17日(火)から順に行います。8月12日(木)正午までのご注文は、休業前に発送いたします。」

受注や発送のある仕事では、休業前の締め切り(何日の何時までの注文なら休み前に発送するか)を書いておくと、お客さまが判断しやすくなります。

トップ・お知らせ・Googleマップ・SNSに同じ情報を

長期休業の告知は、お知らせ欄に1つ書くだけでは、見落とされることがあります。お客さまが目にする場所すべてに、同じ情報を出しましょう。

  • ホームページのお知らせ欄に、くわしい内容を載せた
  • トップページの目立つ場所(最初の画面の近く)に、短く載せた
  • 営業時間表やカレンダーの近くにも、休業期間を書き添えた
  • Googleビジネスプロフィールに、特別営業時間(休業日)を登録した
  • SNSに投稿し、必要なら固定表示にした
  • 店頭の掲示や、予約の確認メール・電話の案内にも反映した

特に見落としやすいのが、Googleマップに表示されるお店の情報です。ホームページで休みを知らせていても、Googleマップに「営業中」と出ていると、そちらを信じて来店する人もいます。Googleビジネスプロフィールには、祝日などの特別な営業時間を登録できる機能があります。画面や手順は変わることがあるので、操作は公式ヘルプで確認してください。基本的な使い方はGoogleビジネスプロフィールの始め方で紹介しています。

ポイント

場所ごとに文章を書き分けると、日付の食い違いが起きやすくなります。まずお知らせ欄の文章を1つ作り、トップ・SNS・Googleマップには、その文章を短くしたものを使い回すと安全です。

休業中の予約・問い合わせの扱い

お店が休んでいても、ホームページやWeb予約、問い合わせフォームは動き続けます。休業中に届いた連絡をどう扱うか、先に決めて書いておきましょう。

決めておくこと

  • Web予約は、休業中も受け付けるか、止めるか
  • 休業日に予約が入らないよう、予約の設定を変えたか
  • 問い合わせフォームやメールへの返事は、いつから始めるか
  • 電話は留守番電話にするか、休業の案内を流すか
  • 急ぎの用件(修理やトラブルなど)に、連絡の手段を残すか

問い合わせフォームに自動返信がある場合は、休業期間中だけ文面に一文足しておくと親切です。

自動返信の例:「お問い合わせありがとうございます。ただいま年末年始の休業中(12月29日〜1月4日)のため、お返事は1月5日(火)以降、順にお送りいたします。」

休み明けは、たまった問い合わせへの返事が重なります。返事の型をあらかじめ用意しておくと、慌てずに済みます。返信の例文は問い合わせへの返信テンプレートで紹介しています。

休み明けの「戻し忘れ」を防ぐ

長期休業の告知でよくある失敗が、休みが明けたあとの戻し忘れです。トップページに休業のお知らせが残ったまま、Googleマップの特別営業時間がそのまま、自動返信の文面が休業中のまま。こうした状態が続くと、「まだ休んでいるのかな」と思われてしまいます。

戻し忘れを防ぐには、告知を出す日に、戻す日の作業も一緒に予定に入れておくのがいちばん確実です。

時期やること
告知を出す日お知らせ・トップ・SNS・Googleマップに告知。戻す日をカレンダーに登録
休業の前日Web予約の設定、自動返信の文面、留守番電話を休業用にする
休み明けの初日トップの告知を外す、自動返信を元に戻す、予約の設定を戻す、SNSの固定表示を外す
休み明けの数日以内Googleマップの表示が通常に戻っているか確認、たまった問い合わせに返事

お知らせ欄の記事そのものは、記録として残しておいてかまいません。ただし、トップページの目立つ場所からは外し、今の情報と誤解されないようにしましょう。お知らせ全般の書き方や整理のしかたは、お知らせの書き方と例文集で紹介しています。

よくある質問

毎年同じ時期に休む場合も、毎年告知したほうがいいですか?

告知したほうが安心です。毎年同じでも、曜日の並びで日程が変わることがあります。「毎年12月29日〜1月3日は休業」と常に載せておく場合も、その年の最終営業日と営業開始日は、改めてお知らせしましょう。

休業中にホームページを止めたほうがいいですか?

止める必要はありません。ホームページは、休業の日程や再開の日を確かめる場所として役に立ちます。休業中も、営業時間や再開日の情報が正しく見られる状態にしておきましょう。

まとめ

長期休業の告知は、日程が決まったら早めに、休業期間・最終営業日・再開日・休業中の連絡の扱いをそろえて出すのが基本です。お知らせ欄の文章を1つ作り、トップ・Googleマップ・SNS・店頭に同じ情報を出しましょう。そして、告知を出す日に、休み明けに戻す作業も予定に入れておくことが、いちばんの失敗防止になります。

Avrencalの月額の保守では、休業のお知らせの掲載と、休み明けの戻しの更新も代わりに行っています。