お知らせの書き方とそのまま使える例文集

お知らせを書こうとして、何から書けばいいか手が止まる。そんなときのために、よくある6つの場面の例文と、タイトル・日付・整理のしかたをまとめました。

ホームページのお知らせ欄は、お店が「今も動いている」ことを伝える大切な場所です。けれど、いざ書こうとすると「どんな言葉で始めればいいか」「どこまで書けばいいか」で迷い、つい後回しになりがちです。

この記事では、お知らせの基本の組み立て方と、よくある6つの場面の例文を紹介します。例文のお店や日付、金額は架空のものです。自分のお店に合わせて、言葉を入れ替えて使ってください。後半では、タイトルの付け方や日付の書き方、たまった過去のお知らせの整理のしかたも解説します。

お知らせの基本の組み立て

お知らせは、長い文章である必要はありません。次の4つがそろっていれば、たいていの用件は伝わります。

  1. 何のお知らせか(タイトル)
  2. いつのことか(日付・期間)
  3. 何が変わる・始まるのか
  4. お客さまにしてほしいこと、問い合わせ先

書き出しは、あいさつよりも用件を先に書くほうが伝わります。季節のあいさつを入れたい場合は、用件のあとに一文添える程度にしましょう。最初の2〜3行で用件が分かれば、読む人はすぐに「自分に関係があるか」を判断できます。

お知らせ欄を続けるための考え方(更新する場所を決める、季節ごとに見直す など)は、公開後のホームページ更新を無理なく続けるコツで紹介しています。この記事では、実際の文面に絞って見ていきます。

場面別の例文

1. 新メニュー・新サービスの開始

タイトル例:「秋の新メニュー『栗のタルト』を始めました」

本文例:「10月1日(木)から、秋の新メニュー『栗のタルト』の販売を始めました。地元の農家さんから仕入れた栗を、たっぷり使っています。数量限定のため、売り切れの際はご容赦ください。お取り置きは前日までにお電話でどうぞ。」

新しいものの紹介では、「いつから」「どんなものか」「どうすれば手に入るか」の順に書きます。写真を1枚添えると、伝わりやすさがぐっと上がります。期間限定なら、終わりの日も書いておきましょう。

2. 営業時間の変更

タイトル例:「11月から平日の営業時間が変わります」

本文例:「11月4日(水)から、平日の営業時間を次のとおり変更いたします。変更前:10:00〜19:00/変更後:10:00〜18:00(最終受付 17:30)。土曜・日曜の営業時間に変更はありません。ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。」

変更のお知らせでは、変更前と変更後を並べて書くと、読み違えがなくなります。変わらない部分(「土日は変わりません」)も書いておくと、余計な問い合わせが減ります。営業時間表そのものの直し方は、営業時間・定休日の載せ方をご覧ください。

3. 臨時休業

タイトル例:「11月12日(木)臨時休業のお知らせ」

本文例:「誠に勝手ながら、11月12日(木)は臨時休業とさせていただきます。11月13日(金)から通常どおり営業いたします。ご予約やお問い合わせへのお返事は、13日以降に順にいたします。」

臨時休業は、タイトルに日付を入れるのがおすすめです。お知らせの一覧を見ただけで、いつ休むのかが分かります。理由は「所用のため」「研修のため」程度でかまいません。年末年始などの長いお休みは、年末年始・長期休業の告知の出し方で例文を紹介しています。

4. 価格改定

タイトル例:「12月1日からの価格改定について」

本文例:「日ごろよりご利用いただき、ありがとうございます。材料費の値上がりが続いているため、12月1日(火)から一部のメニューの価格を改定いたします。対象のメニューと新しい価格は、下の表のとおりです(価格はすべて税込)。11月30日(月)までにご予約いただいた分は、改定前の価格で承ります。品質を保つための判断です。ご理解いただけますと幸いです。」

価格改定では、いつから、どれが、いくらになるのかを、表などではっきり示します。すでに予約しているお客さまや、回数券などを持っているお客さまの扱いも書いておきましょう。理由は長く書かず、短く誠実に伝えるのがよいでしょう。料金表の見せ方は料金表の見せ方で紹介しています。

5. イベント・講座の告知

タイトル例:「11月23日(月・祝)親子で楽しむ木工教室を開きます」

本文例:「11月23日(月・祝)に、親子で参加できる木工教室を開きます。時間:10:00〜12:00/場所:当店2階のスペース/参加費:1組〇〇円(材料費込み・税込)/定員:6組(先着順)。お申し込みは、お電話またはお問い合わせフォームから、お名前・人数・お子さまの年齢をお知らせください。」

イベントは、日時・場所・費用・定員・申し込み方法を、箇条書きのように並べると読みやすくなります。終わったあとに「たくさんのご参加ありがとうございました」と報告のお知らせを出すと、次の回の告知にもつながります。

6. スタッフ募集

タイトル例:「ホールスタッフ(パート)を募集しています」

本文例:「一緒に働いてくださるホールスタッフを募集しています。勤務:平日のうち週2日〜、11:00〜15:00の間で相談可。内容:接客、配膳、簡単な片付け。未経験の方も歓迎します。くわしい条件は、お電話またはお問い合わせフォームからお気軽にお尋ねください。」

募集のお知らせでは、勤務の日時や仕事の内容を具体的に書くと、応募する人が自分に合うか判断しやすくなります。賃金などの労働条件を載せる場合は、正確に書きましょう。募集が終わったら、早めにお知らせを外すか「募集は終了しました」と書き足します。

求人の内容を示すときに明示すべき労働条件などについては、厚生労働省の案内をご確認ください。判断に迷う場合は、ハローワークや社会保険労務士などに相談してください。

タイトルの付け方

お知らせの一覧では、タイトルだけが並んでいることがほとんどです。タイトルを見ただけで用件が分かるようにしましょう。

分かりにくいタイトル分かりやすいタイトル
お知らせ11月12日(木)臨時休業のお知らせ
大切なお知らせ12月1日からの価格改定について
新しくなりました!秋の新メニュー『栗のタルト』を始めました
営業について11月から平日の営業時間が変わります
  • 何のお知らせかを、具体的な言葉で書く
  • 日付が大事な用件は、タイトルにも日付を入れる
  • 長くなりすぎないよう、30字前後を目安にする
  • 「!」や記号を多用しない

日付の書き方

お知らせには、2種類の日付があります。お知らせを出した日(掲載日)と、お知らせの中身の日(休業日やイベントの日)です。この2つを混同されないように書くことが大切です。

ポイント

本文中の日付には、曜日を添えましょう。「12日」だけでは何月か分かりにくく、「11月12日(木)」と書けば読み違えがほとんどなくなります。年をまたぐお知らせ(年末年始など)では、年も書いておくと安心です。

掲載日は、お知らせの一覧やタイトルの近くに必ず表示します。掲載日があると、読む人は「いつの情報か」を判断できます。内容を書き直したときは、「〇月〇日 追記」と書き足すと、変更があったことが伝わります。

過去のお知らせの整理

お知らせを続けていると、終わったイベントや過ぎた休業日の告知がたまっていきます。そのままにしておくと、今も有効な情報と誤解されることがあります。

  • トップページには、新しいお知らせを数件だけ表示している
  • 終わったキャンペーン・イベントは、トップから外している
  • 募集が終わった求人は、終了と書くか外している
  • 古いお知らせには、すべて掲載日が付いている
  • 今も有効な情報(営業時間など)は、お知らせではなく本来のページに反映している

過去のお知らせを一覧として残しておくのはかまいません。お店の歩みが伝わり、イベントの報告などは次の告知の参考にもなります。ただし、営業時間や料金など、ずっと使う情報は、お知らせに書いただけで終わらせず、営業時間表や料金表などの本来のページも必ず直します。

よくある質問

お知らせとSNSの投稿は、同じ内容でいいですか?

同じ内容でかまいません。臨時休業や営業時間の変更など、来店に関わる大事な情報は、ホームページとSNSの両方に同じ内容で出しておくと、どちらを見た人にも伝わります。日々のちょっとした話題はSNSだけ、と分けるのもひとつの方法です。

書くことがないときは、何か書いたほうがいいですか?

無理に書く必要はありません。お客さまに知らせたいことができたときに書けば十分です。季節の新メニューや、よく聞かれる質問への答えなど、お客さまの役に立つ内容なら、きっかけにしやすいでしょう。

まとめ

お知らせは、タイトル・日付・変わること・お客さまにしてほしいことの4つを、用件から先に書くのが基本です。変更は前と後を並べ、日付には曜日を添えます。タイトルは一覧だけで用件が分かる言葉にし、終わったお知らせはトップから外しましょう。例文を手元に置いておけば、次からは数分で書けるようになります。

Avrencalの月額の保守では、お知らせの文面を送っていただくだけで、更新を代わりに行っています。