公開後のホームページ更新を無理なく続けるコツ
最後のお知らせが1年前のまま、営業時間も昔のまま。そんな状態を防ぐために、忙しくても続けられる更新の仕組みづくりを紹介します。
ホームページを公開したときは「こまめに更新しよう」と思っていたのに、気づけば何か月も手をつけていない。小さなお店では、とてもよくあることです。お店の仕事が忙しいのは当然で、更新が止まるのは意志が弱いからではありません。続けられる仕組みがないことが原因のことがほとんどです。
この記事では、更新を続けるための考え方と具体的な工夫、そして自分で続けるのが難しいときの選択肢を紹介します。
なぜ更新が大切なのか
ホームページを見に来た人は、そこに書かれている情報が「今の情報」だと思って行動します。営業時間が変わっているのに古いままだったり、終わったキャンペーンが載ったままだったりすると、お客さまに迷惑がかかり、お店への信頼も下がってしまいます。
また、最後のお知らせの日付がずっと前だと、「このお店、まだやっているのかな」と不安に思われることもあります。たくさん更新する必要はありませんが、情報が正しく、今も動いているお店だと伝わることが大切です。
更新する場所を決めておく
「何でも更新しよう」と思うと、かえって手が止まります。まずは、更新する場所を決めてしまいましょう。ホームページの中身は、更新の頻度で大きく3つに分けられます。
| 種類 | 例 | 更新のタイミング |
|---|---|---|
| よく変わる情報 | お知らせ、臨時休業、空き状況、イベント | 変わったらすぐ |
| ときどき変わる情報 | メニュー、料金、季節の商品、スタッフ | 季節ごと・変更があったとき |
| ほとんど変わらない情報 | お店の紹介、こだわり、アクセス、事業者情報 | 年に1回の見直し |
日ごろ気にかけるのは「よく変わる情報」だけで十分です。それ以外は、決まった時期にまとめて見直せばよい、と割り切りましょう。
ポイント
トップページの目立つ場所に「お知らせ」欄を1つ用意し、日々の更新はそこだけに集めると管理が楽になります。あちこちのページを直す必要がなくなります。
お知らせの書き方には「型」を持つ
更新が止まる理由のひとつは、「何を書けばいいか」を毎回考えるのが大変なことです。あらかじめ書き方の型を決めておくと、数分で書けるようになります。
基本の型
- タイトル:何のお知らせか、ひとことで(例:「年末年始の営業について」)
- いつ:日付や期間
- 何が:変わること、始まること
- お客さまにしてほしいこと:予約の方法、問い合わせ先など
たとえば「12月29日(月)から1月3日(土)までお休みします。1月4日(日)から通常どおり営業します。年内のご予約はお早めにお電話ください」。これだけで十分伝わります。
ネタに困ったときの例
- 営業日・営業時間の変更、臨時休業
- 新しいメニューや商品、季節限定のもの
- 予約の空き状況や、混みやすい時間帯の案内
- イベントや講座、キャンペーンの告知と、その報告
- よく聞かれる質問への答え
無理に毎週書く必要はありません。お客さまに知らせたいことがあったときに書く、というくらいで大丈夫です。
SNSとの使い分け
日々のちょっとした話題はSNS、ずっと残しておきたい大事な情報はホームページ、と分けると負担が減ります。SNSに投稿したことのうち、営業に関わる大事な情報だけをホームページにも載せる、という流れにすると続けやすくなります。考え方はSNSだけでいい?ホームページとの違いでも紹介しています。
季節ごとの見直しを習慣にする
「ときどき変わる情報」と「ほとんど変わらない情報」は、時期を決めてまとめて見直します。季節の変わり目や、年末年始・大型連休の前などは、ちょうどよいタイミングです。次のチェックリストを使ってみてください。
- 営業時間・定休日は今と同じか
- メニュー・料金は最新か(値上げや終了した商品がないか)
- 終わったキャンペーンやイベントが残っていないか
- 電話番号・メールアドレス・住所に変更はないか
- スタッフの紹介は今のメンバーか
- 問い合わせフォームから送って、きちんと届くか
- スマホで見て、表示がくずれていないか
- Googleマップのお店の情報と、内容がそろっているか
カレンダーやスマホのリマインダーに「ホームページの見直し」と予定を入れておくと、忘れずに続けられます。Googleマップの情報の整え方は、Googleビジネスプロフィールの基本をご覧ください。
更新しやすい仕組みを作っておく
更新のハードルを下げるには、作る段階での準備も大切です。
- お知らせ欄など、自分で更新する場所としない場所を、最初に決めておく
- 営業時間などの情報は、画像ではなく文字で載せる(画像だと作り直しが必要になります)
- 更新に使うログイン情報や手順を、紙やメモにまとめておく
- 写真は、スマホで撮ったものをそのまま使える大きさの枠にしておく
「ログインの方法が分からなくなった」という理由で更新が止まることは、意外と多いものです。手順を残しておくことは、地味ですが効果的です。
自分で続けるのが難しいときは任せる選択肢も
どうしても手が回らないときは、更新を人に任せるのもひとつの方法です。たとえば次のような場合は、任せたほうがかえって楽になることがあります。
- パソコンの操作が苦手で、更新のたびに時間がかかる
- 更新したいことはあるが、文章や画像を整える時間がない
- レイアウトがくずれるのが怖くて、触れずにいる
任せる場合も、「何を、いつまでに、どう変えたいか」を伝えるのはお店の役目です。メモや写真をまとめて送るだけで更新してもらえる形にしておくと、負担はぐっと軽くなります。保守で頼めることについては、ホームページの保守って何をするの?で詳しく紹介しています。
よくある質問
お知らせは、どのくらいの頻度で書けばいいですか?
決まった頻度はありません。お客さまに知らせたいことがあったときに書けば十分です。ただ、営業時間の変更や臨時休業など、来店に関わることは、決まったらすぐに載せましょう。
古いお知らせは消したほうがいいですか?
終わったキャンペーンや過ぎたイベントの告知は、トップページから外しておきましょう。お知らせの一覧に記録として残すのはかまいませんが、今も有効な情報と誤解されないよう、日付を必ず入れておきます。
更新を人に任せると、自分では何もしなくてよくなりますか?
作業そのものは任せられますが、「何が変わったか」を伝えるのはお店の役目です。変更があったら、メモや写真を送るだけで済むよう、連絡の方法を決めておくとスムーズです。
まとめ
更新を続けるコツは、がんばることではなく、仕組みを作ることです。更新する場所をしぼり、お知らせの型を持ち、季節ごとの見直しを予定に入れる。それでも難しいときは、人に任せる選択肢もあります。
Avrencalの月額の保守では、文章や画像の更新を代わりに行っています。自分で更新するか、任せるか迷ったときも、気軽にご相談ください。