ホームページの用語集依頼で出てくる20語をやさしく

打ち合わせや見積書で、聞きなれないカタカナが続くと不安になります。依頼のときによく出てくる20語を、場面ごとにまとめました。分からない言葉が出てきたら、ここで引いてください。

ホームページの制作を相談すると、「ドメインはお持ちですか」「CMSは入れますか」「レスポンシブで作ります」といった言葉が次々に出てきます。分からないまま話が進むと、あとで「そういう意味だったのか」と困ることがあります。

この記事では、依頼のときによく出てくる言葉を20語選び、意味と、依頼のときに気にしたいことを表にまとめました。覚える必要はありません。打ち合わせの前に目を通しておき、分からない言葉が出たら引く、という使い方がおすすめです。

ホームページの「土台」の言葉

まずは、ホームページを公開するために必要な、土台にあたる言葉です。家にたとえると、住所と土地と鍵のようなものです。

言葉意味依頼のときに気にしたいこと
1. ドメイン「〇〇.jp」のような、ホームページとメールの住所誰の名義で取るか。毎年などの更新が必要
2. サーバーホームページのデータを置いておく場所。借りて使うことが多い(レンタルサーバー)契約の名義と更新日、費用を誰が払うか
3. URLページごとの住所。「https://〇〇.jp/menu.html」のようにドメインの後ろにページ名が続く作り直すときに変わると、古いリンクが切れることがある
4. SSL(https)見る人とホームページの間の通信を暗号化するしくみ。アドレスが https で始まる設定されているか。期限があるものは更新されるか
5. DNSドメインと、サーバーやメールの置き場所を結びつける設定ふだん触らないが、引っ越しのときに設定の変更が必要

この5つは、どれか1つが止まるとホームページが見られなくなります。特にドメインとサーバーは名義と更新日を自分で把握しておくことが大切です。名義の考え方はホームページの名義とアカウント管理で、ドメインのしくみは独自ドメインの基本で詳しく説明しています。

作り方・見た目に関わる言葉

次は、ホームページをどう作るか、どう見せるかに関わる言葉です。見積書や制作の進め方の説明でよく出てきます。

言葉意味依頼のときに気にしたいこと
6. CMS専門知識がなくても、管理画面から文章や画像を更新できるしくみ自分で更新するか。更新しないなら必要ないこともある
7. レスポンシブスマホ・タブレット・パソコンなど、画面の幅に合わせて表示が切り替わる作り方スマホでの見え方を確認させてもらえるか
8. ワイヤーフレームデザインの前に作る、ページの骨組み(何をどの順に置くか)の図この段階で中身と順番を決めると、あとの修正が少ない
9. デザインカンプ完成したときの見た目を、画像などで先に見せる見本どの段階で、何回まで直せるか
10. コーディングデザインを、ブラウザで表示できる形(HTML や CSS)に組み立てる作業見積書では「実装」「構築」と書かれることもある
11. ブラウザホームページを見るためのアプリ。スマホやパソコンに入っているどのブラウザ・画面の幅で表示を確認するか
12. ファビコンブラウザのタブやブックマークに出る、小さなマークロゴがない場合にどうするか
13. 素材ホームページに使う写真・イラスト・文章・ロゴなど誰が用意するか。使ってよい権利があるか

ポイント

「CMSを入れるかどうか」は、デザインよりも先に決めておきたいことです。自分で頻繁に更新したいなら入れる、更新はほとんど人に頼むなら入れない、という考え方が一つの目安になります。更新を頼む方法は月額保守と都度依頼の選び方で比べています。

検索・集客に関わる言葉

公開したあと、ホームページを見つけてもらうための言葉です。Google のサービスの名前も出てきます。

言葉意味依頼のときに気にしたいこと
14. SEO検索で見つけてもらいやすくするための工夫。ページの中身や作りを整えること「必ず上位に出る」といった約束は誰にもできない
15. タイトル・説明文(メタ情報)検索結果に出る、ページの題と短い説明ページごとに中身に合った言葉が入っているか
16. OGPSNS などでリンクを共有したときに出る、画像や題の設定共有されたときに出る画像を用意するか
17. GoogleビジネスプロフィールGoogle 検索やマップに出るお店の情報。お店と顔を合わせてやり取りする事業が対象オーナーを誰にするか。ホームページの情報とそろえる
18. Search ConsoleGoogle 検索での表示のされ方や、問題を確認できる Google の無料の道具お店のアカウントで登録しておくか

Googleビジネスプロフィールは、対象になる事業や確認の方法を Google が決めています。画面や条件は変わることがあるので、使う前に公式ヘルプを確認してください。

公開後の運用に関わる言葉

最後は、公開したあとに出てくる言葉です。保守の説明でよく聞きます。

言葉意味依頼のときに気にしたいこと
19. バックアップホームページのデータを、別の場所に控えておくこと誰が、どのくらいの間隔で取るか
20. 保守公開したホームページを、正しく見られる状態に保つ作業。更新の代行や期限の管理など何が含まれていて、何が別料金か

保守の中身は依頼先によって違います。具体的な作業の例はホームページの保守って何をするの?にまとめています。

混同しやすい言葉の違い

用語集の中には、似ていて混同しやすい言葉があります。打ち合わせで行き違いが起きやすい組み合わせを3つ挙げます。

ドメインとサーバー

ドメインは「住所」、サーバーは「建物(土地)」にたとえられます。住所はそのままで建物を建て替える、つまりドメインを変えずにサーバーだけ引っ越すこともできます。どちらも契約が別になっていることが多く、更新日や支払い先も別々です。

ドメインとURL

ドメインは「〇〇.jp」の部分だけを指し、URL はページごとの住所全体を指します。名刺やチラシにはドメインだけを書くことが多く、特定のページを案内したいときは URL を書きます。

ホームページ・サイト・ページ

日本では、ホームページという言葉でサイト全体を指すことが多いですが、本来は「トップページ」のことを指す場合もあります。見積もりで「ページ数」と言われたら、トップや会社案内など、1枚ずつの数のことです。

言葉が分からないときの聞き方

用語集を見ても、話の流れの中で意味がつかめないことはあります。そのときは、遠慮せずに聞き返してかまいません。聞き方の例を挙げておきます。

  • 「その言葉は、お店にとって何が変わるということですか」
  • 「それがない場合、何が困りますか」
  • 「それは見積もりのどの項目に入っていますか」
  • 「自分でやる必要があることですか、お任せできることですか」

言葉の意味そのものより、「自分に何の関係があるか」を聞くと、判断に必要な答えが返ってきやすくなります。きちんと答えてくれるかどうかは、依頼先を選ぶときの手がかりにもなります。

まとめ

ホームページの言葉は、「土台」「作り方・見た目」「検索・集客」「公開後の運用」の4つに分けると整理しやすくなります。すべてを覚える必要はなく、名義と更新に関わるドメイン・サーバー・SSLだけは、意味を押さえておくと安心です。

Avrencalでは、打ち合わせや見積もりのときも、できるだけ専門用語を使わずに説明するようにしています。分からない言葉があれば、その場で聞いてください。