チラシやショップカードのQRコードからホームページへ

紙のチラシやショップカードは、手に取った人をホームページへ案内する入口になります。読み取れない、開いた先が分かりにくい、ということがないように、作る前に押さえておきたいことを紹介します。

チラシやショップカード、店頭のポスターにQRコードを載せておくと、スマホで読み取るだけでホームページを開いてもらえます。アドレスを打ち込む手間がないので、紙からホームページへの入口として便利です。

ただし、作り方を少し間違えると「読み取れない」「開いたけれど目当ての情報がない」「しばらくしたら開かなくなった」ということが起こります。この記事では、リンク先の選び方、印刷の大きさと余白、読み取りテスト、URL(ページのアドレス)の扱いの4つに分けて、注意点を紹介します。

まず決める:QRコードのリンク先

QRコードを作る前に、「読み取った人に、どのページを見てほしいか」を決めます。いつもトップページでよいとは限りません。紙を手に取った人が、そのとき知りたいことに合わせて選びます。

置く場所読み取る人が知りたいことリンク先の例
ショップカードまた行きたい、営業時間を確かめたいトップページ
新メニューのチラシメニューの内容と値段メニューのページ
イベントのチラシ日時、会場、申し込み方法イベントのページ
店頭のポスター(閉店後)次に開いている日営業時間・営業日のページ
求人の貼り紙仕事の内容、応募の方法採用のページ

リンク先を決めるときの基準は、そのページがこの先も同じアドレスで残るかです。チラシやショップカードは、配ったあとも長く手元に残ります。期間限定のページにつなぐ場合は、終わったあとにページをどうするかも決めておきましょう。イベントのページの残し方は、イベント終了後の告知ページはどうする?で紹介しています。

QRコードのそばに、ひとことを添える

QRコードだけが印刷されていると、読み取ったら何が開くのか分かりません。「メニューと営業時間はこちら」「ご予約はこちらから」のように、開く先をひとこと添えましょう。スマホを持っていない人や、読み取りが苦手な人のために、ホームページのアドレスや電話番号も文字で載せておくと親切です。

印刷の大きさと余白の考え方

QRコードは、白と黒の小さな四角の並びで情報を表しています。印刷が小さすぎたり、周りに余計なものがあったりすると、カメラがうまく読み取れません。

  • 大きさ:読み取る距離が遠いほど大きくする。手に持つカードと、壁のポスターでは必要な大きさが違う
  • アドレスの長さ:アドレスが長いと四角が細かくなり、小さく印刷すると読みにくくなる
  • 余白:QRコードの周りには、何も印刷しない白い余白が必要。デザインの都合で削らない
  • 色:明るい地に濃い色で印刷する。色を反転させたり、薄い色どうしにしたりしない
  • 背景:写真や柄の上に重ねない。折り目やミシン目にかからない位置に置く

ポイント

QRコードの真ん中にロゴを入れたり、角を丸く加工したりするデザインもありますが、読み取れる範囲には限りがあります。見た目を工夫するほど、実際の大きさで印刷して試すことが大切になります。

必要な大きさは、印刷する紙や読み取る距離、アドレスの長さで変わるため、決まった数字では言えません。迷ったら少し大きめにして、次の読み取りテストで確かめましょう。

どこに置くか

チラシなら、読み終わった人の目が止まりやすい右下や、問い合わせ先の近くが置きやすい場所です。ショップカードなら、裏面に屋号や営業時間と並べると、まとまって見えます。店頭のポスターは、立ったままスマホを向けやすい高さに貼りましょう。ガラス越しに読み取る場合は、映り込みで読みにくくなることもあるので、その場で確かめておきます。

読み取りテストの手順

画面の上で読み取れても、印刷すると読み取れないことがあります。入稿や大量の印刷の前に、次の手順で確かめます。

  1. 実際の大きさで、ふだん使うプリンターで試しに印刷する
  2. 自分のスマホのカメラで読み取り、正しいページが開くか確かめる
  3. 家族やスタッフの、種類の違うスマホでも読み取ってみる
  4. 実際に置く場所の距離と明るさで試す(壁のポスターなら少し離れて、夕方の店頭なら暗めの中で)
  5. 開いたページが、スマホで見やすいか、目当ての情報がすぐ見えるかを見る

色付きの紙や光沢のある紙は、照明の反射で読み取りにくくなることがあります。最終の紙で一度試しておくと安心です。印刷したあとも、ときどき自分で読み取ってみましょう。リンク先のページを消したり移したりしていないかの確認にもなります。

店頭のQRコードは、ときどき見回る

店頭や屋外に貼るQRコードは、上から別のシールを貼られて、知らないページに案内されてしまう例も知られています。貼りっぱなしにせず、ときどき読み取って、自分のホームページが開くか確かめましょう。QRコードは、自分のホームページのアドレスから自分で作るのが基本です。

URLを変えないことがいちばん大切

紙に印刷したQRコードは、あとから直せません。リンク先のアドレスが変わると、配ったチラシやショップカードのQRコードはすべて開かなくなってしまいます。

アドレスが変わりやすいのは、次のようなときです。

  • ホームページを作り直して、ページの名前や構成が変わった
  • ホームページを置いている場所(サーバー)や、作るサービスを乗り換えた
  • 独自ドメインの更新を忘れて、使えなくなった
  • 期間限定のページを消した

作り直しや引っ越しをするときは、古いアドレスを開いた人を新しいページへ自動で案内する「転送」の設定ができないか、制作した人に相談しましょう。引っ越しの注意点はホームページの引っ越し(サーバー移転)とはで説明しています。また、自分の独自ドメインのアドレスでQRコードを作っておくと、作るサービスを変えてもアドレスを引き継ぎやすくなります。

リンク先をあとから変えられるQRコードを作れるサービスもあります。便利な一方で、そのサービスをやめたり、サービスが終わったりすると開かなくなるおそれがあります。長く配るものに使うなら、その点も考えて選びましょう。

よくある質問

QRコードはどうやって作ればよいですか?

QRコードを作れる無料のツールやアプリがあります。どれを使う場合も、自分のホームページのアドレスを正しく入力し、できたものを必ず読み取って確かめてください。ブラウザの機能で、開いているページのQRコードを作れることもあります。

1枚のチラシに、QRコードを2つ載せてもよいですか?

載せることはできますが、近くに並べると、どちらを読み取ればよいか迷わせてしまいます。それぞれに「ご予約はこちら」「メニューはこちら」と役割を書き、離して置きましょう。迷ったら1つにしぼるのがおすすめです。

まとめ

QRコードを使うときは、まず「どのページを見てほしいか」を決め、そのページが長く同じアドレスで残るかを確かめます。印刷は余白を残して大きめにし、実際の紙と距離で読み取りテストをしましょう。いちばん大切なのは、印刷したあとにアドレスを変えないことです。

ホームページの作り直しでアドレスが変わるのが心配な場合も、Avrencalにご相談ください。今のアドレスをどう扱うかも含めてお話しできます。