ホームページとSNSのつなぎ方
SNSもホームページもあるのに、お互いがうまくつながっていない。そんなときに見直したい、リンクの置き方と誘導の書き方を具体的にまとめました。
SNSで発信を続けていても、投稿を見た人が「予約したい」「場所を知りたい」と思ったとき、どこを見ればよいか分からなければ、そこで止まってしまいます。反対に、ホームページを見た人が「最近の様子も知りたい」と思っても、SNSへの入口がなければ、お店の今の雰囲気は伝わりません。
この記事では、ホームページとSNSを実際にどうつなぐかに絞って紹介します。プロフィール欄のリンク、投稿からの誘導、サイトにSNSを載せる位置、情報の分け方を順に見ていきます。そもそもホームページが必要かどうかで迷っている方は、先に個人事業にホームページは必要?SNS・Googleマップとの違いを読んでみてください。
つなぐ前に決めておく「情報の置き場所」
リンクを貼る前に、どの情報をどこに置くかを決めておきます。ここがあいまいだと、同じことをあちこちに書くことになり、変更のたびに直し漏れが出ます。基本は、変わりにくい情報はホームページ、日々の動きはSNSです。
| 情報 | 主に置く場所 | もう一方での扱い |
|---|---|---|
| 営業時間・定休日 | ホームページ | SNSのプロフィールには短く書き、詳しくはホームページへ |
| メニュー・料金 | ホームページ | SNSでは新メニューや季節の品を紹介し、一覧はホームページへ |
| アクセス・駐車場 | ホームページ | SNSでは「道順はホームページに載せています」と案内 |
| 予約・問い合わせの方法 | ホームページ | SNSのメッセージで受けるかどうかを決め、プロフィールに書く |
| 今日のおすすめ・空き状況・売り切れ | SNS | ホームページには載せず、SNSへのリンクを置く |
| 臨時休業・営業時間の変更 | 両方 | ホームページのお知らせに載せ、SNSでも同じ内容を投稿 |
臨時休業のように両方に出す情報は、先にホームページを直してから、SNSに投稿する順番にすると、内容のずれが起きにくくなります。
SNSのプロフィールからホームページへつなぐ
SNSで初めてお店を知った人の多くは、投稿を見たあとにプロフィールを開きます。プロフィール欄は、ホームページへの入口としていちばん大切な場所です。
リンク欄には、目的に合ったページのアドレスを
プロフィールのリンク欄には、ふつうはホームページのトップのアドレスを入れます。ただ、予約が中心のお店なら予約の案内ページ、ネットで販売しているなら商品一覧のように、SNSから来た人がいちばん知りたいページを入れるのも一つの方法です。迷ったら、SNSのメッセージでよく聞かれる質問に答えているページを選びましょう。
リンクを1つしか置けないサービスでは、いくつものリンクを並べた専用のページを用意する方法もあります。その場合も、ホームページの中にそのページを作っておけば、お店の名前で検索されたときの入口にもなります。
プロフィール文の書き方
プロフィール文は短いので、「何のお店か」「どこにあるか」「詳しくはどこを見ればよいか」の3つに絞ります。
- 例(カフェ):「みどり駅北口から徒歩すぐの自家焙煎カフェ。火曜定休。メニューと営業日はホームページで。」
- 例(美容室):「〇〇町の小さな美容室。完全予約制。ご予約・料金はホームページからどうぞ。」
- 例(教室):「〇〇市で子ども向けのピアノ教室をしています。体験レッスンの申し込みは下のリンクから。」
プロフィールに営業時間を細かく書くと、変わったときに直し忘れやすくなります。曜日や時間はおおまかにとどめ、正確な情報はホームページで確かめてもらう形が安全です。
投稿からホームページへ誘導する書き方
投稿の中にリンクを貼れないサービスもあります。その場合は、文章で「どこを見ればよいか」を案内します。毎回書く必要はありませんが、お客さまが行動を起こしそうな投稿には一言添えましょう。
誘導の一文の例
- 新メニューの紹介:「ほかのメニューと料金は、プロフィールのリンクからホームページでご覧いただけます。」
- 予約の空き:「来週の空きはまだあります。ご予約はプロフィールのリンク先のページから受け付けています。」
- イベントの告知:「日時・場所・申し込み方法は、ホームページのお知らせにまとめました。」
- よくある質問:「駐車場についてよく聞かれるので、ホームページのアクセスページに写真付きで載せました。」
「詳しくはホームページで」だけより、何が書いてあるかまで添えると、見に行く理由がはっきりします。
ポイント
SNSからホームページに誘導するなら、案内したページに本当にその情報があるかを、スマホで開いて確かめましょう。「ホームページで」と書いたのに見つからないと、かえって不信感につながります。
リンクが共有されたときの見え方も整える
ホームページのアドレスをSNSに貼ると、ページの題名・説明・画像が小さなカードの形で表示されることがあります。これは、ページの中に「共有されたときの題名や画像」をあらかじめ書いておくしくみ(OGP)によるものです。設定がないと、関係のない画像が出たり、題名だけになったりします。表示のされ方はサービスごとに違うので、公開前に一度、自分で貼って確かめると安心です。
ホームページにSNSを載せる位置
ホームページからSNSへのリンクは、目立たせすぎないことがコツです。ページを見に来た人が、営業時間や予約より先にSNSへ移ってしまうと、知りたかった情報にたどり着かないまま離れてしまうことがあります。
| 置く場所 | 向いている使い方 |
|---|---|
| フッター(ページのいちばん下) | すべてのページに共通で置く。アイコンとサービス名を並べる基本の場所 |
| お知らせ欄の近く | 「最新の情報はSNSでも発信しています」と一言添えて置く |
| メニューやスタイルの一覧の下 | 「季節の新作はSNSで紹介しています」と、続きを見たい人を案内する |
| お問い合わせページ | SNSのメッセージでも受け付けている場合だけ、その旨と返信の目安を書く |
アイコンだけを並べると、どのサービスか分からない人もいます。アイコンの横にサービス名や「公式アカウント」と書き添えると親切です。SNSのリンクは、別のタブで開くかどうかも決めておきましょう。どちらでもかまいませんが、サイトの中でそろえることが大切です。
投稿の埋め込みは、必要なときだけ
SNSの投稿をホームページの中にそのまま表示する「埋め込み」という方法もあります。手軽に新しさを出せる反面、ページの表示が遅くなったり、サービス側の仕様が変わって表示されなくなったりすることがあります。使う場合はトップページの下のほうに置き、埋め込みが表示されなくても困らない作りにしておきましょう。埋め込みの方法や決まりは各サービスで変わるので、公式のヘルプを確認してください。
つないだあとに続けること
リンクは一度つないだら終わりではありません。次のような点を、ときどき確かめましょう。
- SNSのプロフィールのリンクから、ホームページがちゃんと開く
- ホームページのSNSのリンクが、今使っているアカウントにつながっている
- 営業時間や定休日が、ホームページ・SNS・Googleマップで同じになっている
- 使わなくなったアカウントへのリンクが残っていない
- SNSで「ホームページに載せています」と案内した情報が、実際に載っている
使わなくなったSNSのアカウントは、リンクを外すだけでなく、プロフィールに「現在はこちらで発信しています」と書いておくと、古い投稿から来た人も迷いません。年に一度の見直しの項目に入れておくと忘れにくくなります(ホームページの年1回の点検リスト)。
よくある質問
SNSのアカウントがたくさんあります。全部ホームページに載せるべきですか?
今も更新しているアカウントだけで十分です。しばらく投稿していないアカウントへのリンクは、お店が営業しているのか不安にさせることがあります。続けられる数にしぼって載せましょう。
SNSのメッセージで予約を受けてもいいですか?
受けてもかまいませんが、受け付ける方法をお店の中で決め、ホームページとプロフィールに同じように書いておきます。メッセージは見落としやすいので、返信の目安も添えておくと、お客さまが待つ不安を減らせます。
まとめ
ホームページとSNSをつなぐには、まず情報の置き場所を決め、変わりにくい情報はホームページ、日々の動きはSNSに分けます。SNSのプロフィールにはホームページのアドレスと短い紹介を、投稿には「何が書いてあるか」を添えた誘導の一文を。ホームページ側では、フッターやお知らせの近くにSNSへのリンクを控えめに置きます。つないだあとも、リンク先と情報がそろっているかを時々確かめましょう。
Avrencalでは、SNSとの役割分担も含めて、ホームページに何を載せるかを一緒に考えています。気になることがあれば、無料のお見積もりからご相談ください。