ホームページの年1回の点検リスト

ふだんの更新はしていても、ホームページ全体を見直す機会はなかなかありません。年に1回、決まった日に確かめたいことを、そのまま使える点検リストにまとめました。

ホームページは、公開したあとも少しずつ古くなっていきます。営業時間が変わった、スタッフが入れ替わった、フォームのメールが届かなくなっていた。こうしたことは、自分で見に行かないとなかなか気づけません。

この記事では、年に1回の点検で確かめたいことを、内容・動き・期限・決まりごとの4つに分けて紹介します。最後に、印刷して使える点検リストも付けました。ふだんの更新のしかたについては、ホームページの更新が続かない人へで紹介しています。

点検の前に準備すること

まず、点検する日を決めます。年度の始まりや、お店の開店記念日、年末年始の休みの前など、毎年忘れにくい日がおすすめです。カレンダーに「ホームページ点検」と入れておきましょう。

次に、次のものを手元にそろえます。

  • パソコンと、ふだん使っているスマホ
  • ホームページの更新や、ドメイン・サーバーの管理画面に入るための情報
  • 今の営業時間、料金、メニューなど、正しい情報のメモ
  • 直したいことを書き出すメモ帳

点検の日にすべてを直す必要はありません。その日は「見つけて書き出す」ことに集中し、直すのは別の日に分けると続けやすくなります。

ポイント

管理画面に入るための情報が見つからない、ということは点検でよく起こります。見つからなかったものは、その日のうちに書き出しておきましょう。誰に聞けば分かるか(制作した人、契約している会社など)も、いっしょにメモしておくと次の年が楽になります。

内容の点検:情報の古さと写真

最初に、ホームページに載っている情報が今のお店と合っているかを確かめます。すべてのページを、お客さまのつもりで上から順に読んでいきましょう。

古くなりやすい情報

  • 営業時間、定休日、受付時間
  • 料金、メニュー、サービスの内容
  • スタッフの紹介、代表者の名前や肩書き
  • 住所、電話番号、メールアドレス、地図の位置
  • 「〇〇年オープン予定」「今年の夏から」など、時期を書いた文
  • 終わったイベントやキャンペーンのお知らせ
  • ページのいちばん下にある年の表示

Googleビジネスプロフィールや、SNSのプロフィールに載せている情報も、このときにいっしょに見比べておくと、場所によって情報が違う、ということを防げます。

写真の入れ替え

写真も年に1回見直します。今は扱っていない商品、改装前の店内、もういないスタッフが写っている写真は、入れ替えるか外しましょう。季節感のある写真がトップにある場合は、季節が合っているかも確かめます。

動きの点検:リンク切れ・フォーム・スマホ表示

次に、ホームページが正しく動いているかを確かめます。見た目は変わらなくても、裏側で動かなくなっていることがあります。

リンク切れ

メニューやボタン、本文の中のリンクを1つずつ押して、正しいページが開くかを見ます。外のページへのリンク(地図、予約ページ、SNS、取引先など)は、相手の都合で消えたり変わったりしていることがあります。開かないリンクや、別の内容のページが開くリンクは書き出しておきましょう。

フォームの送信テスト

問い合わせフォームや予約フォームから、実際に送信してみます。送信したメールが、ちゃんと受け取る側に届くかまで確かめるのが大切です。自動の返信メールがある場合は、その文面も古くなっていないか読みます。迷惑メールのフォルダに入っていないかも見てください。フォームの作り方の見直しは問い合わせが増えるボタンとフォームの作り方が参考になります。

スマホでの表示

スマホでいくつかのページを開き、文字が小さすぎないか、表や画像が画面からはみ出していないか、電話番号を押すと電話がかかるかを確かめます。家族の、種類の違うスマホでも見てもらうと、自分では気づかない崩れが見つかることがあります。

期限の点検:ドメインとSSL

ホームページには、期限のあるものがいくつかあります。期限が切れると、ホームページが表示されなくなったり、警告が出たりします。

項目確かめること
独自ドメイン更新の期限日、自動更新の設定、支払いに使うカードの有効期限
サーバー契約の期限、自動更新の設定、支払い方法
SSL(通信を暗号化するしくみ)ブラウザで鍵のマークが出ているか、警告が出ないか、証明書の有効期限
登録しているメールアドレス期限の知らせを受け取るアドレスが、今も読めるものか

SSLは、サーバーの機能で自動で更新されるものも多くあります。それでも、自動更新が止まっていることもあるので、表示に警告が出ていないかは見ておきましょう。ドメインの更新については独自ドメインとは?で説明しています。期限の知らせを受け取るメールアドレスが、辞めたスタッフや昔の依頼先のものになっていないかも、あわせて確かめてください。

決まりごとの点検:プライバシーポリシー

フォームで名前や連絡先を受け取っているなら、プライバシーポリシーも年に1回読み直します。この1年で、次のような変化がなかったかを考えます。

  • 新しいフォームや、予約・ネット販売を始めた
  • アクセス解析や、広告の仕組みを入れた
  • 問い合わせの窓口や、担当の連絡先が変わった
  • 受け取った情報を、ほかの会社に預けるようになった

当てはまることがあれば、プライバシーポリシーの内容が今のやり方に合っているかを確かめましょう。載せる内容の基本は小さなお店にもプライバシーポリシーは必要?で紹介しています。

個人情報の扱いについての決まりは、法律の改正などで変わることがあります。詳しくは個人情報保護委員会の案内を確認し、判断に迷う場合は専門家にご相談ください。

まとめて使える点検リスト

次のリストを印刷して、確かめたものに印を付けていきましょう。当てはまらなかった項目は、直す日と担当を決めてメモしておきます。毎年同じリストを使うと、前の年と比べて何が変わったかも分かりやすくなります。お店に合わせて、項目を足したり減らしたりしてかまいません。

  • 営業時間・定休日・料金・メニューが今の内容と合っている
  • 住所・電話番号・メールアドレスが正しい
  • 終わったお知らせやイベントが、目立つ場所に残っていない
  • 今のお店と違う写真が残っていない
  • メニューやボタン、本文のリンクがすべて開く
  • フォームから送信し、受け取る側にメールが届いた
  • スマホで見て、文字やボタン、表が崩れていない
  • ドメインとサーバーの期限、自動更新、支払い方法を確かめた
  • SSLの警告が出ていない
  • 期限の知らせを受け取るメールアドレスが、今も使える
  • プライバシーポリシーが今のやり方に合っている
  • Googleビジネスプロフィールなど、ほかの場所の情報とそろっている

まとめ

年に1回の点検では、情報の古さと写真、リンクとフォームとスマホ表示、ドメインとSSLの期限、プライバシーポリシーの4つを確かめます。点検の日は見つけることに集中し、直すのは別の日に分けると続けやすくなります。

点検や直す作業まで手が回らないときは、Avrencalの月ごとの保守もご検討ください。文章や画像の更新、表示の確認、ご相談に対応しています。