イベントのタイムテーブルの見せ方

出演者やプログラムが時間ごとに変わるイベントでは、タイムテーブルがいちばん見られる情報の1つです。会場でスマホを片手に見る人にも読みやすい作り方を紹介します。

音楽祭やマルシェ、地域のお祭り、発表会など、時間ごとに内容が変わるイベントでは、タイムテーブル(時間割)を見て「何時に行くか」「どこにいればいいか」を決める人がたくさんいます。当日は、会場を歩きながらスマホで確かめる人もいます。

この記事では、イベントのホームページに載せるタイムテーブルの見せ方を紹介します。スマホでの並べ方、ステージが複数あるとき、時間が変わったときの知らせ方、印刷用の用意まで、順番に見ていきましょう。

タイムテーブルに載せる項目

まず、載せる項目をそろえます。どのイベントでも、次の項目があると迷いにくくなります。

  • 開催日(複数日なら日ごとに分ける)
  • 始まりと終わりの時刻(「13:00〜13:40」のように両方)
  • 出演者やプログラムの名前
  • 場所(ステージ名、部屋の名前、ブースの番号)
  • 必要な人には補足(予約制、先着順、子ども向け、別料金など)
  • 開場・受付・休憩・終演の時刻

時刻は「13:00」のような24時間の書き方にそろえると、午前と午後の読み間違いが減ります。終わりの時刻がはっきりしない場合も、「〜14:00ごろ」と目安を書いておくと、次の予定を立てやすくなります。

出演者の紹介ページがある場合は、タイムテーブルの名前からそのページへ移れるようにしておくと便利です。反対に、紹介ページにも「Aステージ 13:00〜」のように出番を書いておけば、目当ての出演者から探す人も迷いません。チケットや申し込みが時間ごとに分かれているなら、その入口もタイムテーブルの近くに置きましょう。

ポイント

タイムテーブルは、画像ではなく文字で作るのが基本です。チラシの画像を貼るだけだと、スマホで拡大しないと読めず、検索にも拾われにくくなります。時間が変わったときに直しやすいのも、文字で作る利点です。

スマホでは「横スクロール」か「縦並び」か

紙のタイムテーブルは、横に時間、縦にステージを並べた大きな表になっていることがよくあります。これをそのままスマホに載せると、画面に収まりません。スマホでの見せ方は、大きく2つあります。

見せ方向いているイベント気をつけること
横スクロールの表ステージが2〜3つあり、同じ時間に何をやっているか比べたいとき横に動かせることが分かる目印を付ける。左の時刻の列は動かないようにする
縦並び(時間順のリスト)会場が1つ、または1つずつ順番に見ていくとき時刻を大きく、内容を下に。項目が多いときは時間帯で区切る

判断の基準は、見る人が「同じ時間の別のステージ」を比べたいかどうかです。比べたいなら横スクロールの表、比べる必要がなければ縦並びが読みやすくなります。

横スクロールの表にするとき

横に長い表は、画面の端で切れていると「続きがある」と気づかれないことがあります。「横にスクロールできます」と表の上に書く、表の右端を少しだけ見せる、などの工夫をしましょう。時刻の列を左に固定すると、どの時間の話かを見失いにくくなります。

縦並びにするとき

時刻を左か上に大きく置き、その下に出演者や内容を書きます。「午前」「午後」「夜」のように時間帯で見出しを付けると、目当ての時間まですばやく進めます。パソコンでは表、スマホでは縦並び、と画面の幅で切り替える作り方もあります。

例:架空の野外音楽祭の場合

公園の2つのステージで、1日に8組が出演する音楽祭を考えてみます。パソコンでは、左に時刻、右に「Aステージ」「芝生広場」の2列を並べた表にします。スマホでは同じ表を横スクロールにするか、ステージごとの縦並びに切り替えます。どちらの場合も、出演者の名前と時刻が同じ行に並んでいることが大切です。名前だけを並べて、時刻は別の表を見る、という形は避けましょう。

ステージや会場が複数あるとき

ステージが複数あるイベントでは、「どこで」が「いつ」と同じくらい大切です。次のような見せ方があります。

  • ステージごとに色や記号を決め、タイムテーブルと会場の地図で同じものを使う
  • ステージ別のタブやボタンで、見たいステージだけに切り替えられるようにする
  • 「全部をまとめた表」と「ステージ別のリスト」の両方を用意する

色だけで区別すると、色の見分けがつきにくい人には分かりません。色に加えて、「Aステージ」「芝生広場」のようにステージ名の文字も必ず添えましょう。ステージどうしが離れている場合は、歩いてどのくらいかかるかの目安も地図に書いておくと、移動の計画が立てやすくなります。

時間が変わったときの知らせ方

イベントでは、出演者の変更や、天気による時間のずれがよく起こります。変わったときは、すぐに、分かりやすく知らせることが大切です。

  1. タイムテーブルの該当する欄を直し、「変更」の印と、元の時刻を並べて書く(例:14:00→14:30に変更)
  2. タイムテーブルのすぐ上に「〇月〇日更新:Aステージの時間を一部変更しました」と、最終更新の日時を書く
  3. トップページのお知らせとSNSでも知らせ、タイムテーブルのページへのリンクを付ける
  4. 当日の変更は、会場の掲示や放送でも伝える

元の時刻を消してしまうと、前の情報を見た人が「自分の見間違いか」と迷います。変更前と変更後を並べて見せましょう。お知らせの書き方はお知らせの例文集も参考になります。

印刷用と、当日用の用意

タイムテーブルは、印刷して持ち歩きたい人や、会場に貼り出したい人もいます。次のような用意があると親切です。

  • 印刷したときに1枚に収まる、白黒でも読める版がある
  • 印刷用の版にも、最終更新の日付が入っている
  • 印刷用のファイル(PDFなど)は、ホームページの表と同じ内容になっている
  • 当日、会場で開いても通信が少なくてすむよう、ページが重すぎない
  • 会場の掲示に、タイムテーブルのページを開けるQRコードを添えている

印刷用のファイルだけを載せて、ホームページの中にはタイムテーブルがない、という形は避けましょう。スマホで見る人には、ファイルを開くより、ページの中で読めるほうが便利です。QRコードの置き方はチラシやショップカードのQRコードからホームページへで説明しています。

よくある質問

出演者がまだ決まっていなくても、タイムテーブルを載せるべきですか?

決まっている部分だけでも、開場や開始、終演の時刻を先に載せておくと、予定を立てやすくなります。「出演者は〇月ごろに発表します」と書き添えておきましょう。

イベントが終わったら、タイムテーブルは消したほうがよいですか?

消さずに、開催の記録として残す方法もあります。その場合は、ページの上に「このイベントは終了しました」と分かるように表示しましょう。

まとめ

イベントのタイムテーブルは、文字で作り、時刻と場所がひと目で分かるようにします。スマホでは、別のステージと比べたいなら横スクロールの表、そうでなければ縦並びが基本です。変更は元の時刻と並べて知らせ、印刷用の版も同じ内容にそろえましょう。

イベントのホームページで載せたい内容はイベント・団体のホームページで、2つのステージのタイムテーブルを並べた例は制作サンプルでご覧いただけます。