学習塾・教室の体験授業の申し込みを増やすページ
体験授業は、塾や教室を選んでもらう入口です。それでも申し込みの手前で止まってしまう保護者は少なくありません。不安を先回りして解消し、申し込みやすくするページの作り方を紹介します。
学習塾や教室のホームページを見た保護者が、「良さそうだけど、体験に申し込むのはまだ早いかな」と思ってページを閉じてしまう。こうしたことは珍しくありません。申し込みをためらう理由の多くは、体験の当日に何が起きるのか分からないことです。
この記事では、体験授業のページに載せたい内容を、体験の流れ、当日の持ち物、保護者の不安への答え方、申し込みフォームの項目の順に紹介します。合格実績を載せるときの注意点にも触れます。
体験授業のページに載せる基本の情報
まず、次の項目を1か所にまとめます。どれかが欠けていると、保護者は電話で確かめるか、あきらめるかのどちらかになります。
| 項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 対象 | 小学4年生〜中学3年生。高校生の方はご相談ください |
| 回数・時間 | 体験は2回まで。1回〇分(面談を含めて〇分ほど) |
| 料金 | 無料、または〇〇円(税込)。入会しなくても追加の費用はかかりません |
| 日程 | 月〜金曜の通常授業の時間内。ご希望の日時をフォームでお知らせください |
| 教科 | 英語・数学・国語から1教科。2回目は別の教科も選べます |
| 保護者の同席 | 授業中は教室の外でお待ちいただけます。面談には同席をお願いしています |
料金が無料の場合でも、そのことをはっきり書きます。「無料」の文字がないと、費用がかかると思われることがあります。
体験当日の流れを時間つきで見せる
保護者と子どもが安心できるのは、当日の様子を具体的に想像できたときです。到着から帰るまでを、番号つきで並べましょう。
- 受付(約5分):入口で名前を伝えてください。初めての方は、靴を入れる場所や席を案内します
- 学習の様子の聞き取り(約10分):得意な教科、苦手な単元、学校の進み具合を伺います
- 体験授業(約〇分):いつもの授業と同じ形で受けていただきます
- 面談(約15分):授業の様子をお伝えし、ご質問にお答えします
- お帰り:その場でのご入会はおすすめしていません。ご家庭で話し合ってからお決めください
時間の目安は、実際の教室の運用に合わせて書きます。最後の「その場で決めなくてよい」という一文は、保護者にとって特に大切な情報です。
当日の持ち物
持ち物は、箇条書きで短く書きます。
- 筆記用具(シャープペンシルか鉛筆、消しゴム)
- 学校の教科書(体験する教科のもの)
- 最近のテストやプリント(あれば。苦手なところを見つける参考にします)
- 飲み物(ふたのできるもの)
「何も持ってこなくても大丈夫です。筆記用具はお貸しします」と書き添えると、急に思い立った人も申し込みやすくなります。
保護者の不安に先回りして答える
体験の申し込みをためらう保護者は、次のような不安を抱えています。ページの中で、一つずつ答えておきましょう。
| 保護者の不安 | ページでの答え方の例 |
|---|---|
| 体験のあと、強く入会を勧められないか | 体験後の連絡は、面談でご希望を伺った方法と回数だけにしています |
| うちの子についていけるか | 最初の聞き取りで学習の様子を伺い、その子に合う問題から始めます |
| 人見知りで、一人で行けるか | 初回は保護者の方と一緒にお越しください。講師が席まで案内します |
| どんな先生が教えるのか | 担当する講師の紹介ページをご覧ください(顔写真や担当教科) |
| 入会したらいくらかかるのか | 月謝の目安と、教材費などほかにかかる費用を、料金ページにまとめています |
特に「勧誘されないか」は、口には出さなくても、気にしている保護者が少なくない点です。体験後の連絡について、方法と回数まで書いておくと安心感が違います。
申し込みフォームの項目は最小限に
体験の申し込みフォームは、入力する項目が多いほど途中でやめられやすくなります。最初に必要なものだけを聞き、詳しいことは当日の聞き取りで伺いましょう。
ポイント:体験申し込みフォームの項目の例
必須:保護者のお名前、連絡先(電話番号またはメール)、お子さまの学年、希望の教科、希望の日時(第2希望まで)
任意:お子さまのお名前、今困っていること、ほかに伝えたいこと
「学校名」や「成績」は、体験の申し込みの段階では聞かなくても困りません。聞く場合は任意にします。送信後の画面には「〇営業日以内にお電話かメールでご連絡します」と、次に何が起きるかを書いておきましょう。フォーム全般の作り方は問い合わせフォームのコツで紹介しています。
子どもの情報を預かるフォームでは、何のために使うのかを書き、プライバシーポリシーへのリンクを置きます。書き方はプライバシーポリシーの基本を参考にしてください。
フォームのほかに、電話の入口も
保護者の中には、フォームより電話のほうが気楽な方もいます。電話番号と、電話を受けられる時間帯を、フォームのすぐ上に載せておきます。授業中は電話に出られない教室なら、そのことも書いておきましょう。
合格実績を載せるときの注意
体験のページの近くに、合格実績を載せる塾も多いでしょう。実績は選ぶ材料になる一方で、書き方によっては誤解を招きます。
- 講習だけ、体験だけに参加した生徒を含める場合は、その数え方が分かるように書く
- 年度と、在籍していた生徒の実績であることを明記する
- 「合格率〇〇%」は、母数(何人中か)が分からないと誤解されやすい
- 全国の大手の実績と、自分の教室の実績を混同させる書き方をしない
実績よりも、「どんな子が、どんなふうに伸びたか」を本人や保護者の了承を得て紹介するほうが、小さな教室の良さは伝わります。
合格実績などの広告の表現については、景品表示法に関する消費者庁の案内をご確認ください。入会の契約に関する決まりについても、消費者庁の情報が参考になります。
よくある質問
体験授業は無料と有料、どちらがいいですか?
どちらでもかまいません。大切なのは、料金と回数、入会しなかった場合に追加の費用がかかるかどうかを、はっきり書いておくことです。有料にする場合は、入会したときにその分を差し引くかどうかも書いておくと、保護者が判断しやすくなります。
申し込みが少ない時期は、どうすればいいですか?
定期テストの前や長い休みの前など、保護者が塾を考えやすい時期に合わせて、体験のページの案内をトップページで目立たせる方法があります。「テスト前の体験授業を受け付けています」のように、時期に合った一文に変えるだけでも、ページを見た人の受け取り方が変わります。
体験のページは、コースのページと分けたほうがいいですか?
分けておくと、チラシやSNSから体験のページへ直接案内できて便利です。コースのページの最後には、体験のページへのボタンを置き、どのページからでも申し込みにたどり着けるようにしましょう。
まとめ
体験授業の申し込みを増やすには、当日の流れを時間つきで見せ、持ち物を短く書き、「その場で決めなくてよい」「強く勧誘しない」と先に伝えることが大切です。フォームの項目は最小限にし、電話の入口も用意しましょう。合格実績は、数え方が誤解されない書き方にします。
コースや時間割など、塾・教室のサイト全体の構成は学習塾・教室のホームページ制作で紹介しています。体験授業のページづくりは、Avrencal でもお手伝いできます。